Wine
果物から造った醸造酒。通常はブドウを原料とした酒を指す。世界最古の酒とされる。
紀元前2000年頃に書かれた「ギルガメシュ叙事詩」によると、古代民族シュメール人たちが、ユーフラテス川のほとりでワインを造っていたことが明らかになっている。
現在、世界中で生産されているが、ブドウの品種や気候条件などから風味の異なった様々なタイプのワインがつくられている。
特にワインの個性に影響を与えるブドウ品種は数多くあるが、ヨーロッパ系品種が代表的である。フランスの、ボルドーで栽培されているカベルネ・ソーヴィニヨン、ブルゴーニュやシャンパーニュ地方のピノ・ノワール、シャルドネなど。
またワインは製造方法により、スティル・ワイン(非発泡性ワイン)、スパークリング・ワイン(発泡性ワイン)、フォーティーファイド・ワイン(酒精強化ワイン)、フレーバード・ワイン(混成ワイン)の4種類に分かれる。スティル・ワインには赤、白、ロゼがあり、辛口から甘口まで造られている。
赤ワインは黒ブドウを破砕・除梗し、酵母を加え発酵後、圧搾機にかけ、果皮、果肉、種子を取り除く。発酵を終えた若いワインは、樽やタンク内で熟成させる。熟成中、何度かオリ引きを行い、清澄、ろ過し、瓶詰めし、さらに瓶熟させる。
白ワインは、白ブドウを破砕・除梗し、すぐに圧搾して果汁のみを取り出し、酵母を加え発酵させる。発酵終了後、樽やタンク内で熟成、オリ引き後瓶詰めされる。ロゼワインは、赤ワインを造る工程で、若干ピンク色のついた時点で白ワイン同様に圧搾し果汁のみを発酵。
スパークリングワインは、発酵時に発生する炭酸ガスの一部をワイン中に溶かす方法などでガス圧を持たせる。有名なのがフランスのシャンパーニュ地方で造られるシャンパンだが、現在ではスペインのカバやイタリアのスプマンテなど、様々なものが造られている。フォーティーファイド・ワインはスペインのシェリー、ポルトガルのポーロ、マディラ、イタリアのマルサラなどがあり、発酵中や発酵後にアルコールを添加してアルコール度数を高めたワインのグループである。
フレーバード・ワインは、スティル・ワインに香草などを加え、独特の風味を持たせたワイン。イタリアのベルモットやスペインのサングリアが代表的である。